白崎ブログ

主に創作物について書いてます。私が良いと思ったものを皆様にもいいと思ってもらえるように記事を書いている……つもりです。

【TSを受け入れよ】エヌシ『オレ達のパーティーは間違っている』レビュー(感想)してみた

オレ達のパーティーは間違っている(1) (裏少年サンデーコミックス)

オレ達のパーティーは間違っている

私はこの漫画によって、新たな境地にたどり着けました。ですので、今回は完結記念に皆さんにも理解の輪を広げるべく、レビューと言う名の紹介をさせていただきたいと思います。

あらすじ

これは、ちょっと間違っているファンタジー
鋼の騎士・ナイト、格闘家・モンク、白魔道士・ヒメ、黒魔道士・クロマのパーティー4人は、魔王に決戦を挑む。が…!
「さかのぼれ… うらがえれ… いれかわれ… くずれおちよ…」
魔王の呪いの言葉で、パーティーは離ればなれに!さらに4人には大変な間違いが降りかかる…!
このあといったいどうなってしまうのか!?

Amazonの商品説明欄より引用

魔王の呪いはそれぞれ違うもので、全部で4つあります。そして、その中の一つに、私の新境地を開いたものがありました。

新たな境地とは

それはTSと言われるものです。知らない人のために説明させてもらうと、TSというのはtranssexualの略語です。日本語では性転換ですね。この本でのTSはパイプカットなどの生々しいものではなく、『魔王の呪いで性別が変わってしまった!』というような、不思議な力によるものです。

そして、TSものでは肉体の性別に意識も引っ張られてしまう、といものが数多くあります。

肉体【男】精神【男】肉体【女】精神【男】肉体【女】精神【女】

TSの魅力とは、この変化する精神にあります。しかしそれを口で説明するのは、今の私には至難の技。なので、ぜひ読んで見てほしいのです。

本筋のストーリーについて

基本的にはコメディなノリで進みます。ファンタジーものとしてはやりつくした感のある、魔王討伐。それに失敗し、呪いを解くため、そして世界に平和をもたらすために、再び魔王に挑むために仲間を探す、というもの。そのなかでの珍道中がメインです。魔王討伐のほうは驚くほどあっさりしています。なのでそちらに期待して読むとがっかりするでしょうね。笑

最初、私はギャグファンタジーのHelck的なものを想像していたので、肩透かしだったのはあります。しかし、ギャグというノリの軽さからTSに対する忌避感を薄くし読みやすくなっていたので、結果オーライではあると思います。もしかしたら、作者さんはそれを狙っていたとか?笑

ぜひ、読んでみてください。きっとTSにハマりますよ!