白崎ブログ

主に創作物について書いてます。私が良いと思ったものを皆様にもいいと思ってもらえるように記事を書いている……つもりです。

【可愛い女の子と探検はお好きですか?】あきやま陽光『さぐりちゃん探検隊』一巻のレビュー(感想)

さぐりちゃん探検隊 1 (ジャンプコミックス)

さぐりちゃん探検隊

あらすじ

紡が幼い頃よく遊んでいた幼馴染みのさぐりちゃん。彼女は病弱で家の中でしか遊べず、いつしか疎遠になっていた。時は経ち、ゲーム大好きなインドア派となった紡の前に現れたのは元気になってアウトドア派となったさぐりちゃんで──!? 行きたくなったら「明日行ける」探検コメディ第1巻!!
Amazon内容紹介より引用

活発な女の子は好きですか?

本作のさぐりちゃんは幼少期に体が弱かった反動のためか、とても活発な女の子です。それは主人公のとの再会のシーンから既に察せられます。

あらすじにも“アウトドア派”って書かれてますしね。

一応物語開始は高校生になる前の春休みなのですが、春の陽気に眠気を誘われることもなく、虫あみ片手に街を元気に走り回っています。さぐりちゃんは外で遊べることなら大抵の事は好きなのでしょう。

女子高生間近の子が昆虫採集のために春休みを使うというのは、中々ありませんね。笑

よく笑う快活な女の子。そんな印象を受けますが、肌は白いです。というのも、紡と再開する半月ほど前までは、まだ走り回れるような状態じゃなかったらしいです。なので肌が白いのでしょう。

巻が進んで作中の時間が経ったら、もしかしたらさぐりちゃんに水着の日焼け跡ができる回なんかも出てきそうですね。

エッチな衣装は好きですか?

さぐりちゃんには探検のときに着る衣装があります。ブログの一番最初に貼ってある画像の子がさぐりちゃんで、着ている服がそうなのですが、無駄にエッチです。

f:id:u_tarou:20180206192231p:plain さぐりちゃん探検隊一巻より

さぐりちゃん曰くこういう事だそうですが……

いや、こんな服どこに売ってんの。笑

絶対いかがわしい店でしょ。

紡くんも好青年でいい

ブコメものに多い、いわゆる鈍感系主人公。これは他者の気持ちにもそうなんですが、自分の気持にも鈍感なことがしばしば。

しかし、紡くんは僅か一巻のうちに自分の気持を自覚して、好きな相手に釣り合うようになりたいと決心します。

f:id:u_tarou:20180206193625p:plain さぐりちゃん探検隊一巻より

こういう主人公は素直に好きです。

もしも買うなら電子版がいい

さぐりちゃん探検隊は、基本的にいろんな観光地というか、絶景スポットを探検するお話なのですが、その絶景を見開きで作者が描いてくれています。

この見開きの風景は凄く丁寧に描き込んであって、かつ色も塗ってあり、本作の一番の見所であるのは間違いありません。しかし紙の本だとモノクロになっており、魅力が半減してしまっています。まだまだ馴染みが浅い電子書籍というコンテツに、珍しく確固たる価値がある作品です。

もしも読むのでしたら、是非とも電子書籍版をおすすめします。タブレットをお持ちなら、見開きで見ていただきたいですね。

持っててよかったiPad pro 12.9。

さぐりちゃん探検隊 1 (ジャンプコミックス)

さぐりちゃん探検隊 1 (ジャンプコミックス)

【ボッチ系コメディ】佐倉準『湯神くんには友達がいない』レビュー(感想)してみた

湯神くんには友達がいない(1) (少年サンデーコミックス)

湯神くんには友達がいない

サンデーで一番好きかもしれない

サンデーを定期購読している人でも、この作品を知らない人は一定の数いると思います。それはズバリ、この作品が一ヶ月に一度しか掲載されないからです。何故週刊誌で連載しているのか、本当に謎です。けれど、それでも月イチの掲載でも週刊誌で連載できているというのが、この作品のポテンシャルの高さを表しているように感じます。Amazonの星を見ればわかりますが、かなり評価が高いです。

高品質なコメディでもあり、恋愛モノでもある

サンデーは本当に恋愛モノの作品が多く、間違いなく大手週刊誌の中で一番恋愛モノの比率が高いです。そんな中においても、この作品の恋愛回は現在連載されている恋愛モノの中で、トップ3に入るくらいには面白いです。

基本は公式が言っているとおり、湯神君の”超マイペースお一人様コメディー”なんですが、そのマイペースぶりに巻き込まれるちひろちゃんが可愛いんです。連載初期は恋愛の波動は感じないのですが、巻が進むごとに波動を感じるのが、個人的には安易な人間関係ではないと感じるので、とても好きです。ラノベや最近の恋愛モノにありがちな、出会って5秒でフォーリン・ラブ!みたいなのはもうお腹いっぱいなので……笑

ガチガチの恋愛モノを求めている人には恋愛成分が足りないと思いますが、たまに出てくる恋愛の空気感みたいなものが好きな人は、十分ハマると思います。

それでも基本はコメディ

となりの関くんという作品が一時期話題になりましたね。覚えている人もいるのではないでしょうか?

湯神くんは関くんのように、自分で設定した目標を達成することに喜びを見出すタイプです。関くんの場合は授業中にこっそりと遊ぶこと。湯神くんの場合は野球部での練習や学校の宿題、日常の細かなことにも目標を設定しており、それらを達成することに日々を費やしています。関くんは結構外交的なのですが、湯神くんの場合は、本当に友達がいません

その理由は湯神くん自体が友人を必要としていないというのと、もう一つ、彼の性格に難がありすぎるからです。彼は自尊心をとても大切にしており、人がなあなあで済ませてしまうようなことにも一々言及したりします。そんなわけで周りの人間とは衝突しまくりで、その割をくうのは、大体席が隣のちひろちゃん。笑

彼女は結構なお人好しで、なんだかんだ湯神くんの肩をもとうとすることが多いのです。

湯神くんとちひろちゃん

二人は対極の存在として描かれています。

湯神くん

  • 友だちはいらない

  • 周りのことは気にしない

  • 自分さえよければそれでいい

ちひろちゃん

  • 友達がほしい

  • いつも周囲の反応を伺ってばかり

  • 気立てが良い

こんな感じに全く異なる性格の二人ですが、時折二人が似た者同士な気がすることもあります。ちひろちゃんは羊毛フェルトというのにハマるのですが、これやったことのある人ならわかると思うんですけど、ひたすらに綿というか、糸?に針をブスブス刺すだけなんです。そして湯神くんはヤスリがけにハマります。笑

二人共心を無にすることが好きみたいです。

こんな二人の掛け合いはとてもおもしろく、シュールでもあり、愛おしくもあります。不憫なちひろちゃんを応援するもよし、湯神くんの自由奔放さを楽しむもよし。是非一度、読んでみてください。

湯神くんには友達がいない 1 (少年サンデーコミックス)

湯神くんには友達がいない 1 (少年サンデーコミックス)

【主人公はホームズの宿敵】憂国のモリアーティ レビュー(感想)してみた

憂国のモリアーティ 1 (ジャンプコミックス)

普段はスポットライトが当たらない。けれど、魅力的なキャラというのが創作物には往々に存在します。その一つが、主人公の宿敵である悪役でしょう。この漫画はそういった、魅力あふれる悪役キャラに焦点を当てています。

みなさんも名前くらいは聞いたことがあるでしょう、シャーロック・ホームズ

もう少し詳しく知ってる人なら”モリアーティ教授”、なんて名前も知っているかもしれませんね。そう、この漫画の主人公は他でもないモリアーティなのです。とはいえ、原作のモリアーティ教授とこちらのモリアーティ教授では、人格がかなり違います。原作のモリアーティ教授というのは悪の中の悪みたいな感じなんですが、こちらの教授は義賊とか、最近だとダークヒーローなんて呼ばれ方もするかもしれません。

シャーロキアンという、まあシャーロック・ホームズシリーズの大ファンですね、がいるんですけど、その人達からするとこの作品はかなり邪道であるかもしれません。私自身はそこまでシャーロック・ホームズのファン、というわけでもないので判断が難しいところです。

なのでこちらの本を読むときは”シャーロック・ホームズ”の外伝としてではなく、原作設定への一部改変のある二次創作として捉えるほうが良いと思います。とはいえ、けして原作の内容を蔑ろにしているわけではありません。随所には原作へのリスペクトが感じられます。

キャラデザなどはいわゆる腐向け、というやつなのですが、それで敬遠するにはもったいないほどに面白かったです。最近は背景が白い漫画ばかりなのですが、こちらは作画もとても丁寧なのでみていて苦ではありません。

是非一度読んでみることをおすすめします。

憂国のモリアーティ 1 (ジャンプコミックス)

憂国のモリアーティ 1 (ジャンプコミックス)

【ロリコン×百合 混ぜるな危険!】江島絵理『柚子森さん』レビュー(感想)してみた

柚子森さん(1) (ビッグコミックススペシャル)

私は百合が好きです。ここ最近、尊いという言葉をツイッターなどで見かけますが、それは百合のことです。藪から棒になんだ、とお思いの方、いらっしゃるでしょう。これは前振りというやつで、皆様に尊い”という言葉を、覚えておいてほしかったのです。 今まで百合モノを読んだことのなかった方が、これから紹介する『柚子森さん』を読んだときに遭遇するであろう感情。その感情を言い表すための言葉――それが、“尊い”なのです。

主人公は女子高生の“みみか”で、ヒロインは小学4年生の“柚子森さん”。柚子森さんは小さいけどクールで、だけど、「まあこういう子は学年に一人はいるよね」、って感じの子です。というのも、初見では大人びて見える柚子森さんですが、読み進めれば読み進めるほどに、子供らしさも垣間見えます。ほんと、時々チラッと出てくる年相応の表情とかが可愛すぎて、みみかの気持ちもすごく分かります。分かっちゃいます。笑

とはいえ早熟な事に変わりない柚子森さんを前に、みみかは常に興奮しっぱなしっで基本的には柚子森さんがリードしています。そんな柚子森さんを見てまた興奮するみみか、っというのがこの本の感じなんですが、ちょくちょく、みみかが柚子森さんに対する気持ちを抑えきれなくなって自己嫌悪に陥ったり、悩んだりもします。そこがまた良くて

「ああ、本当に柚子森さんが好きなんだなぁ」

という気持ちにさせてくれます。読んでいてホッコリしながら身悶えできる一冊として、心からお勧めできます。

【TSを受け入れよ】エヌシ『オレ達のパーティーは間違っている』レビュー(感想)してみた

オレ達のパーティーは間違っている(1) (裏少年サンデーコミックス)

オレ達のパーティーは間違っている

私はこの漫画によって、新たな境地にたどり着けました。ですので、今回は完結記念に皆さんにも理解の輪を広げるべく、レビューと言う名の紹介をさせていただきたいと思います。

あらすじ

これは、ちょっと間違っているファンタジー
鋼の騎士・ナイト、格闘家・モンク、白魔道士・ヒメ、黒魔道士・クロマのパーティー4人は、魔王に決戦を挑む。が…!
「さかのぼれ… うらがえれ… いれかわれ… くずれおちよ…」
魔王の呪いの言葉で、パーティーは離ればなれに!さらに4人には大変な間違いが降りかかる…!
このあといったいどうなってしまうのか!?

Amazonの商品説明欄より引用

魔王の呪いはそれぞれ違うもので、全部で4つあります。そして、その中の一つに、私の新境地を開いたものがありました。

新たな境地とは

それはTSと言われるものです。知らない人のために説明させてもらうと、TSというのはtranssexualの略語です。日本語では性転換ですね。この本でのTSはパイプカットなどの生々しいものではなく、『魔王の呪いで性別が変わってしまった!』というような、不思議な力によるものです。

そして、TSものでは肉体の性別に意識も引っ張られてしまう、といものが数多くあります。

肉体【男】精神【男】肉体【女】精神【男】肉体【女】精神【女】

TSの魅力とは、この変化する精神にあります。しかしそれを口で説明するのは、今の私には至難の技。なので、ぜひ読んで見てほしいのです。

本筋のストーリーについて

基本的にはコメディなノリで進みます。ファンタジーものとしてはやりつくした感のある、魔王討伐。それに失敗し、呪いを解くため、そして世界に平和をもたらすために、再び魔王に挑むために仲間を探す、というもの。そのなかでの珍道中がメインです。魔王討伐のほうは驚くほどあっさりしています。なのでそちらに期待して読むとがっかりするでしょうね。笑

最初、私はギャグファンタジーのHelck的なものを想像していたので、肩透かしだったのはあります。しかし、ギャグというノリの軽さからTSに対する忌避感を薄くし読みやすくなっていたので、結果オーライではあると思います。もしかしたら、作者さんはそれを狙っていたとか?笑

ぜひ、読んでみてください。きっとTSにハマりますよ!

秋★枝 『恋は光』レビュー(感想)してみた

恋は光 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

ある日本屋を巡っていると、この本の表紙が目に飛び込んできました。どこかで見かけた絵柄だなー、と思い手に取ると、なんと作者は秋★枝さんではないですか!

秋★枝さんと言うのは、あまり有名な漫画家さんではないのですが、かなり良質な恋愛漫画を描きます。期待に胸を風船のように膨らませ、レジにて購入。¥648(消費税込み)。

話題は全くそれますが、最近、本当に本が高い。漫画も、文庫本も、例外なく昔に比べ値段が高騰しています。もちろん物価が上がったと言うのも一つの要因ではあるのでしょうが、それにしても上がりすぎです。やはり消費者が減ってきたのでしょうね。今はこのブログを見るために皆様が使ってらっしゃる、目前の魔法の箱で好きなものを好きなときに見れますから。

話題を戻します。

この恋は光のストーリーは、冴えない男子大学生が主人公で、名前を西条と言います。彼にはある特殊能力のようなものがあり、それは恋を光として可視化するというもの。それはそれは幻想的な光景であり、非常に美しく見えるそうなのですが、西条くんは恋といったものと今まで縁遠く、その光に引け目のようなものを感じていました。

この力を友人である北代に相談するところから物語は始まります。

「恋と言うものを知りたくて」

そう言ったのは講義でたまたま隣り合わせた、東雲さん。彼女は美人で変わり者で、そんな彼女に出会ってすぐに西条くんは恋に落ちます。なんとかお近付きになろうとアプローチをする中、西条くんが見える光が恋ではない可能性が出てきて、西条くんは謎の光に翻弄されてく、と言うものです。

基本的に西条、北代、東雲、それから宿木さんの四人が繰り広げる、4角関係。

私は個人的に北代さんが一番好きです。彼女の恋はとても高潔であり、尊敬に値するものでありました。キャラが全員、一癖も二癖もあって、中々読み応えがあるのも良かったです。

恋愛モノにしては珍しく、恋というものを理屈で捉えようとしています。そこも珍しくて良かったです。

Amazonの星も非常に高く、客観的にもこの物語が優れたものであることを証明しています。皆さんも是非読んでみてください!

【道満晴明】ニッケルオデオン赤/緑/青の感想

目次

初めに

今回紹介するこの漫画は、道満晴明先生らしい雰囲気が全開な短編集となっております。

シンプルな絵柄でとても可愛らしく一編僅か8Pという短さながら、どのお話もとても良く出来ています。

もしも道満晴明先生の作品を初めて読むという方がいらっしゃれば、このニッケルオデオンシリーズをおすすめします。

少しグロ系が多め?【

ニッケルオデオン 赤 (IKKI COMIX)

【赤】は他の色に比べてスプラッタな要素があります。とはいっても、道満晴明先生特有の雰囲気と可愛らしい絵柄のお陰で、まったくスプラッタという感じはしません。一応、首チョンパとかもあるのですが、さほど気にするようなものでもないでしょう。

】の個人的に好きな話

まず最初は『Heart Food』ですね。人×人外というこのお話ですが地味に好きです。女の子の「ホント記憶力いいね」と言うところの表情がたまらなくいい。

一番好きなのは『フェイスハガー』ですね。キヨスバシさんの手首がなくなった理由が可愛すぎます。

フェイスハガーのアフターストーリーにあたる『動物磁気性恋愛主義』も当然好きです。

コトトイ 「……意外と目ざといのね初音ミクのパクリのくせに」
キヨスバシ「失敬ねあっちがパクったのよ」
クラマエ 「言い切った!?」

この流れ大好きです。キヨスバシさんかわいい

他にも好きなお話はありますが、ここで紹介するのは以上にしておきたいと思います。

こころ温まる【

ニッケルオデオン「緑」 (IKKI COMIX)

【緑】はほっこりするようなお話が中心になっています。

ちょうど温かい緑茶でも飲みながら読みたい感じですね。表紙の子にも髑髏じゃなくて湯呑みを持たせたいです。

】の個人的に好きな話

『コロンバインで給食を』はオチがほっこりしてとても好きです。主人公の子も可愛いですし、「この高さからなら世界を損失せずに人生をやり直せる」という台詞がなにより好きです。

『かわずカース』はシュールでお気に入りです。

橘「どうせオレの呪いは死んでも治らないんだから」

橘くんかっこいい。

しかし一番好きなのは『飲酒番長』です。

ちょっぴり切ない【

ニッケルオデオン 青 (IKKI COMIX)

【青】は三冊の中で一番おとなしめで切ないお話が集まっている巻です。処女のおしっこを飲んだりしていますが。

読んだあとは少しだけセンチメンタルな気分になれます。

】の個人的に好きな話

一番好きなのは表紙の女の子の『迷子のチーコ』です。家の中から迷子になってしまうのは相当ですよね。しかし、裸のままどこに行ったのやら……。

二番目に好きなのは『とある家族の飲尿法』です。これは、【緑】で出てきた『かわずカース』の女の子が出てきます。ヤドクガエルとその妹です。椿ちゃん……。

三番目に好きなのは『ほうき星のナルナ』です。ありがちな話かもしれないですが、一番しんみりさせられました。

全体の感想

一遍8Pという短さの中にキャラがしっかりと生きているのは素晴らしいです。実際ここまでよく出来たssというのは中々ありません。また、どのお話でもキャラの関係性というものがしっかりとあり、とても魅力的なものになっています。

いろんなお話が入っている中、そのほとんどがもっと続きを読みたいと思わせるものばかりで、短編だというのを残念に思ってしまうほどです。たまに他のお話との関連性なんかが見えると、ついつい嬉しい気持ちになってしまうのは私だけではないはずです。

正直、先に上げたお話以外にもまだまだ好きなものはあるので、是非読んでみてほしいです。

一応刊行順は【赤】【緑】【青】の順です。

ニッケルオデオン「緑」 (IKKI COMIX)

ニッケルオデオン「緑」 (IKKI COMIX)